「ブログ記事に毎回入れている告知を、常に最新の状態にしておきたい」
ヨガイベントの告知などをブログ記事に入れることがあると思います。
しかし、そのイベントの終了後に、新たなイベント告知をする場合に過去のすべての記事の告知を差し替えたり削除したりするのは、とても大変な作業です。毎日記事をアップしてるなら、対象となる記事も膨大な数になることでしょう。
だから、やむなく過去の記事は古い情報のまま放置しているというヨガティーチャーも多いと思います。
もしあなたがワードプレス(WordPress)でブログを書いているなら、その課題を解決する方法があります。
今回は、その大変な作業から開放され、告知を常に最新の状態にキープする方法をお伝えします。ワードプレスを使っているならぜひ参考にしてください。
プラグイン「TinyMCE Templates」を活用
その方法はプラグイン「TinyMCE Templates」を使うことです。このプラグインは、テンプレート(雛形)の内容を記事本文に挿入することができます。
そしてあとからテンプレートの内容を修正すると、挿入された記事も同様に書き換わります。複数の記事に挿入していれば、その全ての記事で一気に書き換えが行なわれます。
例を見てみましょう。これはハワイのオアフ島でRYT200プログラムを開催しているヨガ ヒーラー アカデミー ハワイのブログ記事です。
上の図の赤線内の情報は、RYT200プログラムの「残席数」のお知らせです。同じ情報が多くの記事に掲載されています。
残席数は参加申込みがあれば変化していきますが、その都度すべての記事を修正するのは大変な作業です。もし修正漏れがあった場合には、誤った情報を伝えてしまうことにもなります。
そうした修正漏れを防ぐのにもプラグイン「TinyMCE Templates」が力を発揮してくれます。具体的には、残席数が変わればテンプレートを修正するだけで済み、多くの記事を修正する作業が不要となります。
このようなときにも使えます。
- 今月のレッスンスケジュールのお知らせ
- ワークショップやイベントの告知
なお、ヨガ ヒーラー アカデミー ハワイの実際の記事はこちらです。参考としてご覧ください。
「TinyMCE Templates」のインストールと有効化
では「TinyMCE Templates」を使って告知内容を一気に変更する、具体的な方法を解説します。
まずプラグイン「TinyMCE Templates」をワードプレスにインストールします。ワードプレスにログインした後、メニューから「プラグイン>新規追加」を選びます(下図)。
プラグインの検索の欄に「TinyMCE Templates」と入力し、「TinyMCE Templates」が表示されたら「今すぐインストール」ボタンを押します。
インストールが完了したら「有効化」ボタンを押して有効化します。
有効化が完了すると左のメニューに「テンプレート」という項目ができます(下図)。これで「TinyMCE Templates」のインストールと有効化は完了です。
テンプレートの追加
次に記事に挿入するテンプレートを作ります。メニューの「テンプレート」を選択(クリック)します。
すると下のような画面になります。テンプレートが未作成なので「テンプレートが見つかりませんでした。」と表示されています。テンプレートを新規に追加しましょう。「新規追加」ボタンを押します。
このような画面(下図)になります。タイトルを入れます。このタイトルはブログ記事には表示されませんので、自分でわかりやすいものをつけてかまいません。たとえば「ブログ記事に挿入するお知らせ」などです。そして下の欄にテンプレートの内容を書いていきます。通常のブログ記事を書くのと同じ要領です。
たとえばこんな感じです。
テンプレートが完成したらショートコードとして挿入で「はい」を選びます。これで、のちに一気に内容を差し替えることができます。「更新」ボタンを押して保存します。
これでテンプレートの追加は完了です。ここまで完了すると、テンプレートの一覧にいまつくったテンプレートが表示されます。
ブログ記事への挿入
次にブログ記事(投稿)への挿入です。ブログ記事内でテンプレートを挿入したい部分にカーソルをおき「テンプレートを挿入」ボタンを押します。
すると、先ほどつくったテンプレートが表示されるので「テンプレートを挿入」ボタンを押します。もしテンプレートが複数ある場合には、この画面でどのテンプレートを挿入するか選ぶことができます。
挿入が完了するとブログ記事にコードが書き込まれます。これは「この場所にテンプレートが入ります」という印のようなものです。
あとはブログ記事を公開するだけです。公開するとこうなります。
赤線内がテンプレートとして挿入された部分です(テンプレートの挿入を解除するには、記事内に書き込まれたコードを削除すればOKです)。
テンプレートの内容を書き換えることで、挿入したすべての記事内でその内容も書き換わります。
まとめ
ひとつひとつ記事を開いて告知内容を書き換えていたことを考えると、これは夢のような機能ですね。応用編としては、告知内容のテンプレートを複数用意して、どのパターンがもっとも反応率がいいかなどの検証にも使えますね。
ただ、これまで書いてきた記事にテンプレートを適用するには、記事内にテンプレートのコードを挿入する作業が1度は必要になります。対象となる記事が多すぎて、その作業が困難な場合は次にアップする記事から、この方式に切り替えるという選択もありでしょう。
こうした機能が無料で実現できてしまうのが、ワードプレスの素晴らしい点のひとつです。ワードプレスをお使いのヨガティーチャーは、ぜひ参考にしてみてください。
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