ヨガティーチャーが若い生徒さんに情報を発信するときのスタンスは

「もっと若い人たちにもヨガの良さを知ってほしい」

ネット上で、将来の生徒さん候補、特に若い層の方々に対して発信するときに必要なスタンスがあります。今回はそれを見ていきましょう。

現代の若者への情報発信

先日、印象的なデータを見聞きしたのでシェアしたいと思います。お店の評判や商品だったりサービスの評価をネットで調べることができますよね。飲食店でいえば食べログなどが有名です。最近の若い層、特に子供の頃にすでにスマホがあった世代の人たちは、ネットでのそうした評価、口コミ情報などはあまり気にしていないそうなのです。どういうことなのでしょう。

彼らは必要な情報を自分で検索して調べることが当たり前です。すると膨大な情報が見つかります。その情報には正しいものもあれば不正確なもの、嘘のものもあります。調べた情報をもとに行動してみたら、全然違っていたなんて経験もたくさんしています。だからネット上の情報や評価などはたいしてあてにしないそうなのです。

しかも、感覚や価値観、嗜好などにより評価も個人差が出ますから、結局知らない一般人や素人が発信している情報はあてにならないという意識だとか。ネット上で評価が低くても自分の感覚に合いそうなら選択するし、そうでなければ評価が高くても選択しないのだそうです。

こんな例もありました。

旅行代理店の例

大手の旅行代理店J○Bのカウンターで成約に至る率が一番高いのが、実は20代の若者たちだそうです。ネットにある情報、しかも一般人が発信した情報より、その道のプロに直接相談できるカウンターを選ぶんだそうです。ネットで手に入る膨大な、しかもあやふやな情報より、カウンターでプロに相談しながら旅行先やプランを選べるメリットを感じているからだということです。

ちなみに、40代〜50代でインターネットが使える人たちは、観光スポットや宿泊先、お店の評判などを一生懸命に調べ、その情報をもとに旅行の手配をネット上で完結する率が多いんだとか。うなずけるのは私だけでしょうか。

しかし、そんな若者たちでもネット上で比較的信頼を寄せる情報があるそうです。それはその道のプロだったり、その分野の第一人者が発信する情報です。知らない一般人が発信した情報はあてにならないけど、きちんとしたプロの情報であれば信頼できるということです。そのことは、旅行代理店のカウンターの例でも垣間見えます。

ヨガティーチャーの情報発信のスタンス

さて、ヨガティーチャーはその名の通りヨガのティーチャー。つまりヨガの教師、先生です。その道のプロともいえますね。ネット上の情報をあてにしない若者たちでも、そうしたプロの情報には信頼を寄せてくれます。プロはヨガに関する正しい知識を持っている。だからそのプロが発信している情報は正しいと。

ですから、ヨガティーチャーとして堂々と情報発信をしていきましょう。そのときに意識すべきはプロであるヨガティーチャーが、生徒であるあなたに教えてあげるという姿勢です。ヨガレッスンなどでリアルに生徒さんと接する場合には、生徒さんとヨガティーチャーは対等でいいのですが、情報発信をする際にはヨガのプロが素人のあなたに教えてあげるというスタンスでいいのです。それが先生ですから。

ときにそうした情報発信のしかたを「上から目線」と表現することもあるのかもしれませんが、それでいいのです。プロフェッショナルが素人さんに教えてあげるのですから。

そうしたプロであるヨガティーチャーを信頼し、情報を信頼し、そんなプロであるからこそ、あなたからヨガを学びたいという気持ちにもなってくれます。

まとめ

ヨガビジネスにおいてヨガティーチャーがネットで情報発信をする場合、届ける相手は将来の生徒さん候補、つまりヨガの素人さんです。特に若い層を対象にする場合、ヨガのプロであるヨガティーチャーが、ヨガの素人であるあなたに役立つ情報を教えてあげよう、という先生の立場でOKです。このときだけは変にへりくだったり、同じレベルにいようとする必要はありませんよ。

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