順序が大切、ヨガレッスンと広告の関係

ダメなチラシのパターン

ヨガレッスンの広告として、近隣へチラシの配布をすることもあるでしょう。
今回はヨガレッスンのチラシ広告について考えてみます。たとえば、仮にあなたがヨガティーチャーでもなくヨガレッスンもしていないとします。それにもかかわらず「ヨガレッスンをしています。ぜひいらしてください」というチラシを撒いたらどうなるでしょう。

そのチラシを見て実際に会場にいらした方に「実はヨガレッスンはしてないんです、ヨガティーチャーでもないですし」と伝えたら、どうなりますか。きっとその方は怒るでしょうね。そして、あなたのチラシを、もう信用してくれません。これはお客様を騙していることになり、ビジネスとしてはまったく成立しません。

では、もうひとつ例を。
ごくごく一般的なヨガレッスンをしているのに「世界一のヨガレッスン」というチラシを撒くのはどうですか。こんどはレッスンをしています。だからあながちウソじゃない?いやいや、世界一のレッスンを受けられると思って来ているお客様に、普通のレッスンしか提供できないなら、これも偽りになります。結果はリピートしてもらえません。このように広告とレッスンの内容(クオリティ含む)が異なっている場合、ヨガのビジネスとしてアウトです。

チラシに書くべきこと

上のふたつの例で伝えたかったこと。
それは、提供しているヨガレッスンのクオリティがチラシの内容よりも低い場合、ビジネス的に立ち行かなくなるということです。上で挙げたのは極端な例ですが、期待してたレッスンと違っていたとき、一度は来てくれたお客様もリピートはしてくれません。ヨガレッスンにとってそれは致命的です。

そうはいっても、お客様にいらしてほしいからチラシには「良いレッスンをしている」、「素晴らしいレッスンを提供している」と書きたい。その気持もわかります。ではどうしたらいいのでしょう。

答えはシンプルです。
チラシの通りの良いレッスンを提供すればいい。それだけのことです。「日本一のヨガレッスン」と書きたいのであれば、日本一のレッスンを提供すればいいだけのこと。「金額以上の価値があるヨガレッスン」と書きたいのであれば、そういうレッスンをすればいいだけ。シンプルです。

レッスンのクオリティが先

つまり、チラシにどんなことを書くかよりも、どんなレッスンをするかが大切です。
「私はこういうヨガレッスンを提供するんだ」と決め、そうなるように研鑽を積み、トレーニングを重ね、工夫を凝らし、実際にレッスンのクオリティを高めていく。その上でチラシをつくれば何ら問題はありません。

ただ、そうなると、目指すクオリティのレッスンができるようになるまでチラシや広告は出せないのか、という疑問も湧いてきます。

そんなことはありません。
ヨガレッスンのクォリティはヨガティーチャー自身のトレーニングや経験値によって徐々に上がっていくものです。ですから、チラシをつくる時点で提供できるレッスンの良さをそのままそこに書けばいいんです。過小でもなく誇大でもない等身大のレッスンをPRするだけです。

あなたが今できるヨガレッスンはどんなレッスンですか?そしてそのレッスンの良さは何ですか?

魅力的で集客力の高いチラシをつくるには、魅力的でクオリティの高いヨガレッスンを提供することです。チラシの内容を悩むよりどんなレッスンにするかを考えるほうが大切です。もしかしたら、あなたのレッスンの魅力が評判となり、チラシなどまかなくても人が集まるときが来るかもしれません。そうなったとき、チラシの内容で悩むことがなくなる。ヨガティーチャーはヨガレッスンに専念でき、レッスンのクオリティをさらに高めることができる。そしてそれがさらにお客様を呼ぶことにつながる。まさに好循環ですね。

まとめ

チラシや広告を見て来たお客様が次にリピートしてくれるかどうかは、ヨガレッスンの魅力次第。まずは魅力的なヨガレッスンにすることを考える。チラシや広告ではヨガレッスンの魅力をそのまま伝える。この順番を間違えないようにしましょう。

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