「いま一番注力しているのは、生徒さんを集めること」
ヨガビジネスの観点からすれば、それも大切なことです。しかしそのことばかりにマインドが支配され、日々のヨガトレーニングが疎かになっていたら、いざ生徒さんがいらしたときに、満足の行くレッスンを提供できないことにもなってしまいます。それではせっかく生徒さんを集めても意味がありません。
今回はヨガティーチャーの自主トレーニングに関する話です。あなたのもとに集まってくださる生徒さんと、そしてあなた自身の未来のためにぜひ参考にしていただけたら幸いです。
自主トレのすすめ
プロの運動選手やアスリートなどはトレーニングを自主的に行ないます。誰にいわれるわけでもないのにトレーニングを行なう。いわゆる 「自ストレ」 ですね。
- 学校で体育の授業があるから仕方なく運動する
- 部活で先輩が厳しくいうので仕方なく練習する
こんなふうに誰かに強制されているわけではありません。そして、その自主トレ自体を、誰かが評価してくれるわけでもありません。単純に、もっといい成績を残したい、もっといい状態になりたいという、そんな思いから自主トレを行なっています。
そして、このように自主トレを欠かさない選手が、実際にいい成績を残します。もちろん、自主トレをしていれば必ずいい成績を残せるわけではありません。しかし、多くの選手が自主トレをしている中、自主トレをしない選手がいい成績を収めることは、よほどの天才でない限り至難の業でしょう。結果を残す選手は、やはり日頃から自主トレをしている選手なのです。
ヨガティーチャーも同じです。たとえば、アーサナの練習や伝える技術を高めるための自主トレを、誰にいわれなくても続けているティーチャーがヨガビジネスの世界でも、成功しやすい人です。といいますか、それが成功のための最低条件ともいえます。
機会がもらえたら一生懸命やります
そんな気持ちで普段の自主トレをしないヨガティーチャーよりも、機会をもらえた時のために日頃から自主トレをしているヨガティーチャーの方が、ヨガビジネスの分野で成功しやすいことは、誰の目にも明らかでしょう。
ですから、ぜひ自分でメニューをつくり、そのトレーニングを日々のルーティーンに加えましょう。たとえば、
- レッスンの予定がなくても、毎日必ずひとつシークエンスをデザインする
- ひとつのアーサナにフォーカスし、レッスンをしている想定でキューイングの練習をする
- 毎日ひとつのアーサナを選び、そのアーサナをとことん探求してみる
- 伝える技術を高めるために、発生の練習を毎日行なう
などです。自主トレを続けていれば、いつかそれが花開く時が来ます。
ヨガイベントを任せてもらえたら、一生懸命やります
そうではなく、ぜひ任せてもらえた時を想定して日頃から自主トレをしましょう。それが将来の生徒さんのためでもあり、その先にあるあなたの未来のためでもあるのです。
まとめ
ヨガティーチャーとして、自主トレをしましょう。日々自主的に研鑽を積むティーチャーとそれをしないティーチャーでは、先々大きな差ができます。生徒さんのため、そして自分のために、自主トレの時間を毎日のルーティーンに組み込みましょう。
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