ヨガインストラクターが業務改善のために行なうべき重要なこととは?

「生徒さんにもヨガインストラクターである自分にもより良くなるように、仕事の内容を改善していきたい」
「もっと喜ばれるサポートをしたい」
「ヨガビジネスを効率化したい」

もしそう感じているなら、いちど仕事全体の棚卸しをしてみるといいですよ。生徒さんの募集からアフターフォローまで、ヨガティーチャーのあなたが行なっているすべての活動を棚卸しして全体像を眺められるようにすると、改善点が見えてきます。

生徒さんもヨガティーチャー自身も、より笑顔になれる。そんな仕事の仕方が見えてきますよ。ぜひ今回の記事を読んでその内容を実践してください。

作業内容の棚卸しはマインドマップで可視化

私はヨガスクール(※1)の運営にたずさわっています。そのスクールはハワイのオアフ島でヨガリトリートを開催しており、参加することでヨガアライアンスのRYT200が取得できます。

私のミッションは、ネット上で参加者を募り、諸手続きや料金の支払いのサポート、出発準備のサポートなどを行ない、皆さんを無事にハワイへ送り出すことです。それに加え、帰国後のビジネス面(ヨガビジネス関連)でのアドバイスなどもしています。

そこで、次回開催に向けて、より良いサポートをさらに効率的にご提供できるように、サポート内容を見直すことにしました。

まずやったことが、現在のサポート業務の棚卸し(たなおろし)です。サポートは主にメールで行なっているのですが、どのタイミングでどんなアクション(メール送信)をしているのか。それを洗い出しました。

洗い出しは、タスク管理用のアプリに入力してあった作業項目を、マインドマップのアプリ(XMind:後述)に転機していくことで行ないました。マインドマップにすることで、作業の関連性や実施する順番も含めて可視化することができます。その結果、マインドマップはこの様になりました。

小さくて見づらいですが、作業内容すべてを書き込むとこのようになりました

この図の中に、募集の段階から帰国後のサポートまでの項目が網羅されています。

※1:私がたずさわっているのはヨガ ヒーラー アカデミー ハワイ(RYS200:全米ヨガアライアンス協会認定校)です。
公式サイトはこちら「ヨガ ヒーラー アカデミー ハワイ

マインドマップをつくってみえたこと

マインドマップにすることで、サポート内容の全体像を見ることができました。もちろんこれまで頭の中にはありましたが、それを可視化することで気づいたことがあります。それは次のようなこと。

  • 重複してる項目がある
  • 順序を入れ替えたほうがいい項目がある
  • まとめられる項目、逆に分離すべき項目がある
  • 追加すべき項目、削除していい項目がある
  • 通達をメールではなくドキュメントにしたほうが良い項目がある
  • 情報をメールでいただくより、Webページのフォームから送信いただいたほうが、参加者にもサポート側にとっても、良い項目がある

この棚卸しをしてみて、そうしたことに気づけました。

サポート内容をブラッシュアップ

マインドマップにより全体像が見えたことで、改善すべき点など様々なことがわかったわけです。ですから、次に行なったのは、現状のマインドマップ上でサポートの内容や順序を再検討して、新サポートのための新たなマインドマップをつくることでした。つまり、新サポート内容の構築です。

項目を追加したり削除したり、並べ替えたりまとめたり。ご参加いただく方にとっても、そして弊社にとってもより良いサポートとなるように、マインドマップを変えていきます。ご参加いただく方にどんなメールをどのタイミングで送るのがベストか、新たにどんなWebページが必要になるだろうかなどを考えそれをマインドマップ上に展開していきます。

すると、マインドマップはこんな形になりました。

新たなマインドマップ

これはいわば新たなサポートの設計図です。この設計図をもとに、Webページの準備や資料の改変、メールの整備などをしているのが現状です(2018年10月現在)。

ヨガティーチャーもぜひ棚卸しを

ヨガティーチャーが仕事をする際にも様々な作業があるでしょう。

  • 生徒さんの募集
  • 入金確認や集金
  • 会場手配
  • レッスン準備
  • 参加受け付け
  • レッスン実施
  • アフターフォローなど

こうしたことをマインドマップを使って棚卸しし、ヨガティーチャーとしての活動全体を可視化してみるといいですよ。特に、ベテランになればなるほどいろいろな作業が加わり、習慣として行なっている項目もあるでしょう。その中に実は変えたほうがみんながハッピーになれる要素があるかもしれません。

生徒さんのために加えたほうがいい項目、あるいは削除しても全く問題ない項目、タイミングをずらしたほうが良い項目などが見えてきます。

何となく頭の中にあることを棚卸しし、可視化して全体を眺めることで、新たにアイデアがひらめくこともあります。

それらをマインドマップに展開し、実施することで、あなたのヨガティーチャー活動をより円滑に、そしてより生徒さんに喜んでもらえるものにしていってください。

参考:使用したアプリXMind

マインドマップは紙に書くことでもつくれますが、順序を入れ替えたり項目内容を書き換えたりするのが容易な点で、パソコンソフト(アプリ)のほうが優れているといえます。

私も今回の作業はパソコンで行ないましたが、その際に使用したのはXMindというアプリの無料版です。私はMacユーザーなのでMac OS X版を使っていますが、Windows版もあります。

ちなみに、作業の棚卸しでの活用をご紹介しましたが、XMindは文章を書くのにも、かなり有効です。ブログ記事を書く際、文章はXMindでほとんどを書き上げて、それをワードプレス(Wordpress)にコピペして最後の仕上げをする感じです。もちろんこの記事も同様です。

XMindは、マインドマップの内容をテキストファイル(Windowsのメモ帳形式)で書き出せる(エクスポートできる)ので、その書き出し機能を使うとコピペも簡単です。

XMindの使い方の習得は、Youtubeで検索すると動画がいくつか見つかりますから、それをご覧になって実際に操作してみるのが早道だと思います。

まとめ

ヨガビジネスにおいて、ヨガティーチャー活動を効率化し、さらにより良いサービスにしていこうと思ったら、まず現状がどうなっているかを把握する必要があります。活動項目を棚卸しし、全体を把握することで、改善すべき点などが見えてきます。それが見えたら、あとは改善策を練り、実施すればいいだけです。

仕事の棚卸しと活動全体を把握するために有効だったのがマインドマップ。仕事内容が可視化され全体を見渡せるようになり、ムダを取り除き、生徒さんにも自分にもより良い活動ができるようになります。マインドマップアプリはXMindがおすすめです。

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