「ヨガビジネスの効率をもっとアップしたい。そうすれば自分の時間が増えるし、好きなことができるから」
そう考えるヨガティーチャーは多いと思います。しかし、ヨガビジネスには効率化していい部分としてはいけない部分があります。
今回は、ヨガビジネスにおいて、どこを効率化し、どこを効率化すべきではないかを考えてみましょう。
効率化は善?
効率化とは、より効率的に作業や業務が行なえるようにすることです。
- こうしたほうがもっと楽にできる
- こうしたほうが手間がかからない
- こうした方がコストが安く済む
- こうしたらもっと短時間にできる
そんな基準でビジネスの仕組みを考えることがあります。たしかに効率を求めることは悪くはないのですが、それでも絶対に見逃してはいけないポイントがあります。
それは、効率化のしわ寄せがお客様、つまり生徒さんに行っていないか、ということです。自分にとっては効率化かも知れません。でもそのためにお客様の手間が増えていないでしょうか。生徒さんの作業が増えてませんか。
たとえば、レッスンの予約方法を変更したとして、そのおかげであなたの手間が減ったとします。でも、それで逆にお客様の手間が増えてしまったとしたら・・・。
ヨガビジネスが上手く回るようにと考えて効率化した結果、逆にお客様が離れていってしまうこともあるんです。だとしたら、そんな効率化はしないほうがいいですね。生徒さんを蔑ろ(ないがしろ)にする効率化は逆効果です。
効率化の指針
効率化はすべきところと、すべきでないところがあるのです。
- お客様の手間が減り、かつ自分の手間も減る
- 生徒さんが便利になり、かつ自分も便利になる
効率化するなら、このようにみんなにとって、より良い状態になるような効率化を目指すことが大切ですね。あなたが楽をするために、生徒さんの手間を増やすことのないように。
効率化すべきところは
逆に、お客様と接することのない、生徒さんからは見えない裏方の部分はどんどん効率化すべきです。たとえば、経理処理、配布資料の作成方法、写真管理、SNSやブログの管理(生徒さんから見えない部分)など。そうした、生徒さんと直接触れない部分はどんどん効率化しましょう。
そして、効率化できた分の時間で、お客様との触れ合う時間を持ちましょう。生徒さんをハッピーにすることや笑顔にすることにその時間を使いましょう。裏側をトコトン効率化して、できた時間を生徒さんのハッピーを増大するために使う。そんな意識を持つといいですね。
まとめ
効率化は概ね良しとされていますが、そのせいで生徒さんの効率が悪くなってしまっては、ビジネスとしては逆効果です。効率化はあくまでも生徒さんのハッピーのためです。生徒さんもあなたも、互いにハッピーになれる効率化を目指しましょう。
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