「レッスン料をもっと安くしないと生徒さんは来ないのかな。でもギリギリの価格設定なので、これ以上は安くできないし・・・。どうしたらいいんだろう」
レッスン料が高いと生徒さんは集まらないと感じているヨガティーチャーが多いようですが、本当にそうでしょうか。もしそう感じているなら、まったく違ったアプローチをお伝えします。あなたのヨガビジネスを新たな次元へと引き上げるキッカケになるかもしれません。
高い安いは金額の問題ではない
冒頭にも書きましたが、レッスン料が高いと生徒さんは集まらないと感じるヨガティーチャーも多くいるようですが、本当にそうでしょうか。
たとえば、高級ブランド品は高額です。でも購入する人がいます。高級レストランも高いです。でもそこで食事をする人はいます。5つ星ホテルに泊まる人も、飛行機のファーストクラスに乗る人も、高級車を複数台所有している人もいます。
こうした現実を見ますと、商品やサービスを選ぶ基準は金額だけではないことは明白です。では、何が基準なのでしょう。
それは「価値観」です。
5万円のバッグを高いという人もいれば、20万円のバッグを安いという人もいます。それが価値観の違いです。商品やサービスが高いと思うか安いと思うかは、価値観によるものなのです。
1円でも安い方がいいというお客様もいれば、逆に品質が伴っていれば、高額でも買うというお客様もいます。つまり、高くてもそれに見合う満足が得られるなら、ほしいいと感じる価値観を持つお客様が存在するということです。
これはヨガレッスンも例外ではありません。レッスン料が高くてもそれに見合う品質のレッスンを提供していれば、来てくれる生徒さんはいるのです。ポイントは「その金額に見合う品質」が伴っていることです。
もし、集客に苦戦していてレッスン料の引き下げを検討しているなら、逆のアプローチを考えてみてはいかがでしょうか。つまり、価格を一気に引き上げるのです。
ただ、それを実行するにはある程度の準備と勇気が必要です。そこでそのファーストステップとして、こんなワークをしてみませんか。
高品質のレッスンを実現するためのワーク
高額でもそれに見合う品質のレッスンであれば来てくれる生徒さんはいます。価格にはとらわれない生徒さんです。ですから、価格にとらわれずに品質の高いレッスンを実現するためのワークです。
1.ヨガレッスンのレッスン料を3倍にしたと仮定する
いま開催しているヨガレッスンの参加料を3倍にしたと仮定します。たとえば現在のレッスン料が2,000円だったら6,000円、3,000円だったら9,000円、5,000円だったら1万5,000円です。
2.使える予算を計算する
次に、レッスンに使える予算を計算します。レッスンへの参加人数が現在と同じだとすれば、レッスン料が3倍になるわけですから、単純計算で収益も3倍になります。ヨガティーチャーであるあなたの報酬も現状と同額だとしたとき、使える予算を計算しましょう。
3.レッスン内容を自由に考えてみる
その予算であなたのレッスンではなにができそうですか。どんな付加価値を付けられますか。自由に考えてみましょう。できればアイデアを紙にメモしながら。
たとえば、もっと設備が充実した会場で開催できるかもしれません。そして、そこに受け付け兼アシスタントを置くことができるかもしれません。もしかしたら生演奏でBGMが流せるかもしれません。お食事やドリンクまで出せるかもしれません。
こんなふうに自由な発想で考えてみましょう。
4.別ブランドとして立ち上げる企画案をつくる
現在開催しているヨガレッスンはそのままにして、それとは別に高級志向のヨガレッスンとして立ち上げるプランを、告知案も含めてざっくりとでいいので考えてみましょう。
当然ながら、リーズナブルなレッスンを選択したいという生徒さんとは、異なるアプローチ法(告知、広告など)をしなければなりません。自分が提供したい人たちにどうすれば届くか、心に響くかを検討する必要があります。そこはおさえておきましょう。
まとめ
「安いから人が集まる」という見方はヨガビジネスの一つの側面しか捉えていないのかもしれません。高額でもいいのでラグジュアリーなヨガレッスンを求めている富裕層が実は多いのかもしれません。
今回ご紹介したワーク、ぜひ実践してみてください。きっとワクワクしてきますよ。
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